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ANDRAS  アンドラス
古代イスラエル王国の王ソロモンの17世紀
魔術文書 『レメゲトン』の第一部 『ゴエティア』に記されている72人の悪魔のうちの一人。63番の大侯爵
天使の身体に鳥の頭を持っているとされ、(通常状態?の時はカラスの頭…ともいわれている。)剣を持っている。
そして黒い狼にまたがって出現する、と記されている。


FENRIR  フェンリル狼
フェンリル、沼に棲む者の意。 北欧神話に登場する巨大なオオカミ。
フェンリス狼(Fenrisulfr)、フェンリスヴォルフ、フェンリスウールヴ、フローズヴィトニル(悪評高き狼の意)、ヴァナルガンド(ヴァン河の怪物)とも呼ばれる。
はじめは普通のオオカミと大差なかったが、身体は日ごと大きくなり口から火を噴くなど、その成長そのものが世界の破滅の接近だと暗示されていた。
父は奸計の神ロキ。母は巨人のアングルボダ。弟は大蛇のヨルムンガンド。妹は冥界の支配者ヘル。
フェンリルは神々によって魔法の鎖で縛られ、つっかえ棒で開きっぱなしになった口から大量の涎が流れ落ちて川となり、これをヴァン (希望) 川と呼ばれることになる。
神々と巨人との最期の戦いでフェンリルは自由になり、予言にあった「神々の王 オーディンを呑み込んだ」とされる。


Geri  ゲリ
北欧神話に登場する神オーディンに付き添う一対の狼。
ゲリ、フレキの名はともに「貪欲なもの」の意味と解釈される。


Freki  フレキ
北欧神話に登場する神オーディンに付き添う一対の狼。
ゲリ、フレキの名はともに「貪欲なもの」の意味と解釈される。


OKURI INU  送り犬
山犬(関東から近畿地方・高知では送り狼、伊豆半島や埼玉では送り鼬/イタチ)の姿をしている妖怪。
夜中、山道を歩く人間の後をいつまでもついてくる、といわれている。
人間が転ばずに家まで辿り着ければ何もしないが、何かの拍子で転んだりすると襲ってくる。
もし転んでしまっても「どっこいしょ」「しんどいわ」と少し休憩をとる振りをすれば襲いかかってこない。
中には、人間を襲う機会を狙っている山犬から守ってくれるモノもいて、無事に家まで辿り着いた時にお礼に握り飯や何か一品あげると帰っていく。


MACHI INU  待ち犬
送り犬とは反対に歩く人の前に出現する妖怪。
長野県 諏訪地方に現れるムケエ犬も同一種。
山奥を歩いている人を待ち伏せして、人が通り過ぎたら人の頭を飛び越えて前に回り込む事をしながら里まで歩く。
岐阜県恵那郡の待ち犬は「ホシイホシイ」と言いながら人の前に出現する。


SKOLL  スコル
天空に棲む狼。スコール、スコッル、スケルとも呼ばれる。
フェンリルと鉄の森の女巨人との間の子。名前は古ノルド語で「嘲るもの」「高笑い」を意味する。
いつも太陽(ソール)の後ろを追いかけていて、日食/日蝕はスコルが太陽を捕らえたと考えられた。
ラグナロクの際は、太陽に追いつきこれを飲み込むとされている。
北欧神話では太陽も月も馬に引かれていると考えられていたが、太陽が天空を急いで横切るのは、この狼から逃げるためだった。
月(マーニー)が出ると今度はハティという狼が追いかけていた、という。


Hati  ハティ
ハナティとも呼ばれる。フェンリルの息子という一説もある。
太陽(ソール)を追いかけるスコル、月(マーニー)が出るとハナティが現れる。
絶えず月を追いかけていて、月食/月蝕はハティが月を捕らえたために起こると考えられた。
ラグナロクの際には、とうとう月に追いついて、これに大損害を与えると言われている。
「森に太陽が沈むまで追いかける狼はスコル、ハティは天の花嫁(太陽)の前を走る」という節がある。
マーナガルムと同一視される事もある。


Managarmr  マーナガルム
名前は「月の犬」を意味する。ハティの別名がマーナガルムとも言われている。
人間の国ミズガルズの東にある森イアールンヴィズに巨人が住んでおり、女巨人がたくさんの子を産んだが、それはみな狼の姿だった。
一族で最強の狼であり、死者の肉で腹を満たし月をつかまえ空に血を塗る。そして太陽が光を失う。
グニパヘリルという洞窟に棲み、むやみにニヴルヘイムに近づく者を追い払った。


MARCHOSIAS  マルコシアス
ソロモン王が書いたとされる 『レメゲトン』の72人の悪魔の中のひとり。30の軍団を指揮する地獄の大いなる侯爵
名前は俗ラテン語で侯爵を意味する「marchio」に由来。
口から炎を吐き、グリフィンの翼を持ち、尾が蛇になっている雌狼。
時より人間の姿の戦士になる。人間の姿の時は嘘をつかず真面目に質問に答えたりもする。
狼の姿の時は遠まわしな言い方をしたりして答えない。
もと権天使(主天使)のひとりで天界に戻れる日をずっと待ち続けている。《天使にも階級があり、権天使は9階級の7番目にあたる》
かつて主人だったソロモン王に「1200年後に第七の玉座に戻りたかった」と話した事が『ゴエティア』に記述されている。


WEPWAWET  ウェブワウエト
ウプウアウト、ウェプワウェトとも呼ばれる。その名は「道を切り開く者」を意味する
エジプト神話のアヌビスに似た オオカミの姿・狼の頭を持つ人間として崇拝された軍神。
時には、甲冑を身にまとい武器を持った姿で書かれている。
冥界の川を渡り死者の魂を運ぶ と言われていた。
後期エジプト美術においては、オオカミやジャッカルの姿で描かれるか、頭部がオオカミまたはジャッカルの人間の身体で描かれている。


Asena  アセナ
アシナとも呼ばれる
テュルク神話に登場する、雌狼の生んだ10人の息子のうちの一人。
アセナの登場する神話には様々な形があり、現在もトルコではトルコ民族を象徴する存在とされている。


AAKOR  アーコル
翼を持つオオカミ。
群れをなし空から旅人を襲う。
月明かりの下、大きな翼を広げ上空で遠吠えをするオオカミがいたらアーコルかもしれない。





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